雨の街を
匂いの痕跡が雨で流されていることを願いながら、早朝の雨の街へ散歩に出た。用心して今朝も別のコースを辿る。なにせ、色ぼけ海之助は匂いに異様にご執心なのです。
ルナ!こっち向いて!つーの、・・・それにしても、やつれたねー・・・、せっかく体型に合わせて買ったレインコートが・・・ ふにー、んーなこと気にしなくて良いのに!冬にはふさふさにしてあげるから!・・・優しいんだ、ネ! 海!下ばっか見てないで!見上げてごらん!朝の雨雲を!!・・ってね。 はい、はい!見上げりゃいいんでしょ・・・これで気が済んだぁ?! おっと!名もない黄色い花が、突然きれいです!・・・って、おとんが花の名前知らないだけっしょ! ふん、ふん!・・・花を愛でましょ、黄色い花を!・・・花の匂いと・・・くん、くん?! くん、くん!・・・やっぱ、匂いに溺れますぅ! ・・・全く!オトコなんて!・・・、ん?・・・ね!その気になってない?ルナ!
by lunasmile
| 2005-10-06 16:36
| サモエド瘋癲日記