14番目の月
夕食後の脱力感の中、夢か現の狭間で電話の音に我に返った。受話器の向こうから微かな熱帯の甘い花の匂い(!?)とともに、「今夜、美人に会わせてあげるから、すぐにおいで!」・・・、美人に弱い小生は愛機IXY DIGITAL 600を掴むと、愛車メリダのMTBにまたがり、宵闇に向かって強くペダルをこぎ出した!
振り仰げば、漆黒の中天に14番目の月が輝いていた。
匂いに導かれるようにたどり着いた処で、出会った美人は・・・?!
そう!一夜だけ花を開くという、それも真夜中に満開になるという、メキシコ原産、サボテン科クジャクサボテン属、常緑多肉植物の「月下美人」でした!! この一株に都合三つの蕾(?)がでたそうで、ひとつは昨夜開花し、もうひとつは明日の晩には開きそうだという。 こちらはすでに昨夜花を開き、勤めを終えてしぼんでしまった花のなきがら。説明不要なほどに憔悴しきってうなだれています。合掌! 何か不思議なお姿! かように、葉っぱの途中から花が出現するのです!・・・いと面妖なり!? 目前で微かに震えながら、あるいは衣擦れのような音をさせながら、ゆっくりと開いていくのです!うーむ、自然の神秘!
と、突如、ジャングルの奥から姿を現した!た、た、たっ!タイガー・・・!?って、メキシコに? すでに何年もここに住み着いているらしい?!猛々しい佇まい!です。
虎は、ひとまずおいといて、じっくり美人を鑑賞してください!
1時間近くかけてここまで開花しました。まだこれから先、深夜にかけて満開になり、その後1時間ほどでしぼんでしまうそうです。ちょっと時間がなく、そこまで見届けられなくて残念でした。
実はここは朝のルナ・海散歩の道連れなおばちゃんのお宅。小学校以来の植物観察に時の経つのも忘れた初秋のひとときではありました。
因みに虎は大きくてたいそう立派な陶器の置物です。
匂いに導かれるようにたどり着いた処で、出会った美人は・・・?!
虎は、ひとまずおいといて、じっくり美人を鑑賞してください!
実はここは朝のルナ・海散歩の道連れなおばちゃんのお宅。小学校以来の植物観察に時の経つのも忘れた初秋のひとときではありました。
因みに虎は大きくてたいそう立派な陶器の置物です。
by lunasmile
| 2005-09-18 15:33
| サモエド瘋癲日記